沖縄の不思議の世界を紹介します


by nami-5963

ガジャン(蚊)の不思議

沖縄の方言で蚊のことをガジャンというそうです。ちょうど蚊の季節に入り、漫湖水鳥・湿地センター(環境省)で「ガジャン(蚊)の不思議」というタイムリーな学習講座がありました。

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小学生の親子連れを中心に大人の参加者も多く、話を聞いて驚くことばかりでしたので、みなさんにも紹介してみたいと思います。

世界に蚊の仲間は、3000種いると聞いて、まずビックリ!日本には100種いて琉球列島には72種、

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沖縄本島には49種類の蚊がいる!と聞いて、驚きの連続でした。この狭い沖縄本島に日本の蚊の半分が住んでいるというのですから、その集中度はまさに基地なみ!といった感じですね。

そして、蚊は水さえあれば、南極にも、3000mの山にも、地下の水たまりにもいる!そうです。

さらに、蚊と言えば血を吸うもの!とばかり思っていましたが、蚊の主食は糖分を含んだ水(研究室ではこれが主だそうです)、花の蜜、アブラムシの粘液、樹液などだそうです。

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さらにさらに、蚊は恐竜の全盛期の中生代に地球上に現れたそうで、恐竜の血を吸って生きて来ており、人類などには比べものにならないくらいの「大先輩」だったんですよ。

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魚の血を好んで吸う蚊もいますし、

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カエルの声に反応して集まり、血を吸う蚊もいるんですね。

そしたら、なぜ蚊は血を吸うのか??が最大の疑問ですね。

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その答えは、メスが卵を産むため!!で、オスは血を吸わない!そうです。

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また、血を吸うための七つ道具を持っている、唾液(これがかゆみを引き起こす原因!)をだして血を固まらせない、蚊は腹いっぱいになるまで何度でも血を吸いに来る、満腹になった蚊は下に落ちるように飛び消化してまた血を吸う、

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血を吸うと卵がどんどん成長し産卵できる、卵は乾燥に強く雨が降っただけでふ化するものもある、メスは一度交尾をすると精子を体内にため込み二度と交尾をしない、蚊柱はオスの集団でメスを待ちかまえている姿、呼吸のCO2・体温・ニオイ・分泌液に反応して吸血行動を取る、などと驚きの連続でした。

最後に、「私は蚊が嫌いなので、薬で絶滅したいのですが?」との質問に対してこの道40年のベテラン講師の答えが素晴らしかったです。

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「蚊を薬で絶滅しようとするとその薬で人間が先に絶滅してしまうでしょう。大切なことは蚊に血を吸わせないような工夫をいろいろすること、卵が成長するための水をためない(下水溝、あき缶、古タイヤにたまる水!が一番くせものだそうです)ことです。」

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こうして二時間の蚊の話を聞くと、蚊がとても偉大な存在に思えてきて、たたいて殺すなんてことができない気分になってくるのが不思議でした。
by nami-5963 | 2009-07-02 00:11 | 沖縄の不思議 | Comments(0)