湧水めぐり
2010年 01月 05日
最初に湧水がわき出る仕組みをスライドで詳しく説明してもらいました。
琉球石灰岩にしみ込んだ雨水(天水)が、水を通さない「くちゃ」という島尻泥岩層でせき止められ、その境目から湧き出すそうです。
沖縄本島には1000か所の湧水があるそうですが、宅地開発やゴルフ場・道路の建設でどんどん減って来ているそうです。
コンクリートで地表を覆ってしまうことが一番問題で、そのため降雨後に水量が一気に増す都市型洪水が多発しだしている!との説明がありました。なるほどと納得!でした。
今度は自分たちで10か所の湧水場所を探して回るスタンプラリーに出かけることになりました。
最初にみんなで行ったタチガーの水量が一番多く、琉球石灰岩の最下層からこんこんとわき出していました。手ですくって飲むとほんのり甘く感じました。
この水をためたビオトープには、嬉しいことにイモリやカエル・ヤゴも帰ってきたそうですよ。
こどもたちといっしょに①から⑩までの湧水場所を地図を見て探しながら、そこにあるスタンプを押していきました。
こどもたちは勘も鋭く、さっさと見つけてどんどん進んでいきますが、写真を撮りながらの私は、いつも最後尾でした。
湧水群のそばは、親水公園や休憩所になっていたり、
ブーゲンビレアがきれいに整備してあったり、
県立芸術大学生のオブシェが村のいたるところに見られてとても楽しかったです。
一番気に入ったのが、豚さんの格好をしたものでした。
10か所の湧水を回ってスタンプを集めると5~6Kmを歩いたことになり、とてもいい運動になりました。
おきなわ環境塾
沖縄県北中城村字荻道572
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