ケラマの海④
2011年 02月 19日
目指すは水深25mの砂地にある小さな根です。ここには、2匹の大きなアザハタ夫婦が主として住んでいることから、「アザハタの根」と呼ばれています。
冬空で曇っていたため、夜になってきたと勘違いし、根の表面ではたくさんのエビが活動していました。
根の表面に一番たくさんいたのは、スザクサラサエビでした。
このエビの目は丸い中にブルーの四角があってとても幻想的なんですよ。
穴の左上にオトヒメエビ、右下にアカシマシラヒゲエビがいたり、
穴の一番奥には白い足を持ったホワイトソックスが潜んでいました。
途中、目新しいエビがいてアカシマシラヒゲエビの幼生か?と思ったのですが、
あとで図鑑を見るとオキノスジエビのようでした。
エビを観察していると、根の主のアザハタ夫婦が私たちのようすを見に巡回にやってきます。
この二匹とも18年来のなじみで、元気でいてくれるのが嬉しい限りです。
そうしているとおおきい方(メス)が、口とえらを大きく開けてホンソメワケベラのご夫婦にえらを掃除してもらいだしました。
エステタイムのようです。
しばらくすると、アカシマシラヒゲエビにバトンタッチしていました。みんなおしゃれですね。
浅瀬に戻ってくると岩のくぼみの中にコバンハゼがいて目と目があったり、
ヒトスジギンポが穴から全身を出していたり、
四匹のハゼが二方向に向いているのに出会ったりと、とても楽しいダイビングした。