ケラマの海⑦
2011年 02月 24日
二本目のダイビングでカメに二匹出会いました。
一匹目は、タイマイです。特徴は口が上から覆いかぶさるような格好で、
甲羅のお尻側が「のこぎりの歯」のような形になっています。
長崎名物のべっこうの原材料で、一時乱獲され絶滅しかけていましたが、保護政策が徹底してきたせいか、座間味の海ではよく見かけるようになりました。
きれいなユビエダハマサンゴの上に乗っかっていて、サンゴをかじるのか?と思って観察していましたが、
休憩しているだけのようでした。
二匹目はとても大きな睡眠中のアオウミガメです。
2mは優にあるようで、こんなマギー(方言で大きい、ビッグなこと)なものにはめったに出会えません。
それも背中に、これまたマギーなコバンザメのご夫婦がくっついていました。
もぞもぞと動き出し、大きなヒレで水をかき出しました。すごい推進力なのにはビックリ!
背中にいたコバンザメのご夫婦は、居心地のいいお腹側にさっと移動していました。
このアオウミガメの尻尾を見るととても太くて長いので、オスのようですね。カメのオスの尻尾は生殖器も兼ねているのですよ。
しばらくすると水面で呼吸をし、また、同じところに戻ってきて昼寝を始めました。
よっぽどこの場所が気に入っているのか、眠たくて仕方ないのか解りませんが、とても癒されたひと時を過ごすことができました。