ヤンバルの自然観察会①
2011年 11月 15日
そのため、ブログを休みましたので、さっそくレポートしてみたいと思います。
ゆっくりとヤンバル路の景色を楽しみながら、集合場所の国道58号線の起点の奥に着きました。
まずは、車に分乗して林道を分け入り、
ノグチゲラの巣を見学しました。
この場所には二か所に巣穴がありましたが、雨露が入り込まないような斜めになった幹の裏側にちゃんと巣穴をほり、ヘビなどの天敵から身を守るために一度しか利用しないそうです。えらいですね。
次は大きな赤いスポンジ状の木肌を持つユーカリの木を見学。
とても大きなユーカリの樹がこんなところにあるのは不思議ですが、
60年以上前に試験的に植えたものがひっそりと生き残っているそうです。
滝のように流れる湧き水は、とても甘くておいしく、水道ができるまでは奥の村の貴重な水源だったそうです。
次は、奥の集落センターで大城会長の「ヤンバルの自然」の講演会がありました。
ここでも沖縄本島がユーラシアプレートに乗っかっていて、大東島を乗せたフィリピンプレートが琉球海溝に沈み込んで、地震や断層を引き起こすことを説明してもらいました。
その中で、名護から辺戸岬にかけて仏像線という断層が走っていることを初めて知りました。
辺戸岬に来る途中の急峻な断崖や
地形の素晴らしさに見惚れてきましたが、
どうしてできたかがわかりとてもいい勉強になりました。
小学生がコノハチョウを採って来て見せてくれたり、
住民が、村の珍しい祭りの説明をしてくれたりと貴重な交流も図れました。
沖縄で一番古い歴史を持つ奥の共同売店で飲み物やお土産を買い込んで、
宿舎の琉大の奥の山荘に移動し、
おいしい夕食を頂き、自己紹介をして交流しあいました。
鉱物の抽選会もあり、大城会長がひとつひとつ丁寧に説明して手渡す時の笑顔は、本当に鉱物などのことが大好きなんだなぁ~と感じました。
ファミリーで参加した小6の12歳の少年には電気石が当たり、とても嬉しそうでしたが、50年前の自分に出会ったような気分になりました。
また、琉大の先生が、恐竜のレプリカで最新の情報を説明してくれましたが、
皮膚は本物だということで直接触らせてもらうという貴重な経験もさせてもらいました。