「江戸上り」と「浦添ようどれ」
2011年 12月 25日
先日、浦添市のてだこホールで「江戸上り」と「浦添ようどれ」の映画鑑賞会がありました。
映画「江戸上り」とは、江戸時代に琉球王国から幕府に使者を送る際に演じられた芸能を再現する過程を記録したものでした。
楽器や衣装など当時のものを再現する努力は並大抵のものではありませんでしたが、
再現した衣装を身につけ、再現した楽器を演奏して音合わせをしていく努力の大変さもよくわかる素晴らしい映画でした。
「江戸上り」の始まりは、1609年の薩摩の侵攻により捕虜となった浦添出身の七代国王の尚寧王が江戸に上ったのが始まりというのも歴史の妙ですね。
また、映画「浦添ようどれ」は、ようどれが13世紀に英祖王によってつくられ、捕虜となり失意の尚寧王が首里の玉陵(たまうどぅん)に入らず、
英祖王陵の横に自分の墓を作ったという歴史に触れ、沖縄戦で破壊されたようどれを発掘調査し、復元したことをドキュメンタリーに見事にまとめた映画でした。
とても勉強になるので、DVDも買い求めてきました。
家路に着こうと駐車場に行くと、「犬神家の一族」のようなシーンに出会ってビックリ!しました。