久高島の研修会
2012年 02月 15日
年に二回ガイドのスキルアップを計るための研修会を持って下さいます。
今回は、22名で神の島・久高島に研修に出かけました。
出発すると雨が降り出し、前半は大変でした。
久高島は琉球の創世神アマミキヨが天からこの島に下り、国造りを始めたと言われるウッチグワーがあり、
島建て棒を祀ったイチャリガーもありビックリ!
一番訪れたかったのが、琉球開闢七御嶽の一つ、クボー御嶽でした。
ここは神を迎える場だそうで、もともと男子禁制でしたが、現在は保護のため立ち入り禁止になっていました。
ここまでなら入っていい!という岩のところまで進むと、弱い男を前にして女性が後ろに立つという風習があることを教えてもらいました。
クボー御嶽で迎えた神をこの神アシャギに招き、ここがイザイボーの主祭場となる御殿庭(うどぅんみゃー)です。
左にイラブーの燻製小屋がありました。
また、久高島は五穀豊穣の地と伝えられ、五穀の入った壷が流れ着いたというイシキ浜の東はニライカナイです。
五穀の種を植えたという畑のハタスもあり、
そばに今では珍しい麦畑もあり、ビックリ!
おもしろかったのは、イシキ浜にある小さな小石を弱い男を守るために年の初めに3個取りに来て、一年間床の間に飾り、年末にこの浜に返しに来るそうです。
いたる所に文化財・聖地があり、さすがに神の島と言われるだけあり、その奥の深さを感じ取った一日の研修会となりました。