ピースウォーキング①
2012年 04月 01日
4月1日は沖縄の本島に米軍が上陸した日で、その日を忘れないようにと「沖縄戦を知るピースウォーキング」が開かれて3年目になるそうです。
今回は沖縄戦の中で最初の激戦地となった嘉数の高台から前田高地(浦添グスク一帯)を60人の参加者が2班に分かれて歩きました。
最初に、国道330号線の宜野湾市と浦添市の境の東側に嘉数野戦病院壕があったことを初めて知りました。
国道を挟んだ向かい側にも自然壕が残っていて、野戦病院壕ともつながっているそうです。
嘉数の高台からは米軍の上陸地点や普天間飛行場が見渡せましたが、今日は黄砂で煙っていました。
ここには、トーチカや
陣地壕が張り巡らされていて、
そのことを説明する案内板が新設されていてとても解り易くなっていました。
京都や島根の慰霊碑、
朝鮮人戦没者を慰霊する青丘之塔もあり、
民家の塀に残った「弾痕の塀」も展示説明されていて、戦禍の激しさがわかりました。
4月6日から24日までの20日間、この高台を中心に日米の激しい戦闘があり、米軍の記録には「いまいましい丘!」という表現が残っているほどです。
次は、一時400人の住民が避難したというチヂフチャーガマを訪れました。
懐中電灯を持っていたので、かなりの奥まで進み、
川が流れているのも確認し、
一斉に電気を消し、当時の暗黒の世界を体験することもできました。
当山の石畳を登り、
浦添グスク・ようどれ館で当時のままの乾パンの昼食を取り、終戦時13歳だったという方の戦争体験を聞かせてもらい、戦争は二度としてはならない!という思いを強めました。