ホエールウォッチング
2013年 02月 02日
親子三代で朝早くからホエールウォッチングに出かけました。
船に乗り込んでも出港までに1時間ほどあるので、船内を走り回り、
クジラの予習をしたりしていると、
目のいいゆみたんが「じいちゃん、お月さまが出てるよ!」と教えてくれました。
べた凪の海を船長さんの横に座って出港し、
クジラを探しました。
クジラは哺乳動物なので、私たちと同じ肺呼吸をしに水面に上がってきてブロー(よく言われる潮吹き!のこと)を見せてくれます。
これを見つけてたくさんの船が集まっているところに近づくと、
船の穂先にザトウクジラがいました!
二頭いてどうやら親子クジラのようで、仲良く並んでブロー、
背びれを見せ、
背中を丸め、
尾びれを上げて沈み込もうとし、これを繰り返し移動していました。
その時見られる尾びれの模様は人間の指紋と同じでクジラごとに決まっているので、個体識別に使われるそうです。
エサを摂る冷たいベーリング海域から、出産子育てのために温かいハワイや小笠原、沖縄の海に数千キロを移動し、地球的規模で生活をしているそうです。
別のクジラを探そうと移動し出すと、海面にカメが呼吸をしに上がって来ていました。
「カメだ!カメだ!」と船上は興奮気味となりましたが、よく見かけるアオウミガメでもタイマイでもありません!
写真を撮りながら甲羅に立て筋が三本あるのがわかり、「オサガメだ!!」と叫びました。
20年通った沖縄の海でオサガメを見たのは初めてなので、私も興奮してシャッターを押し続けました。
後でゆっくり写真を見ると、顔を水面に出した姿はなんだかグロテスクでしたね。
船酔いでだんだん気分が悪くなり、眠り出したゆみたんに「珍しいカメ見た?」と尋ねると「うん!」との返事で、さすがだと感心しました。
ゆみたんが眠っている間に、親子クジラとオスの3頭のクジラの群れに出会いましたが、
これは出産後のメスとの交尾のチャンスを狙っている雄のエスコートだそうでした。
よく眠ったゆみたんは、元気を取り戻し、帰り道で「国立劇場おきなわ」の前の組踊公園で、走り回り、
かくれんぼ、
池の石渡りなどを楽しんで帰りました。
道路わきの標識がなぎ倒されているのにはビックリ!でした。