マングローブの観察会
2014年 05月 18日
湿地センターに着くと大雨が降り出し、
外に出られないのでセンター内で顔合わせをし、
リニュアルオープンした展示室を職員の方が解説してくれました。
漫湖の歴史的な成り立ちの解説では、琉球王朝時代、那覇港の奥に広がる大型船も停泊できる入り江だったのが、
だんだんと土砂が溜まり、浅瀬が広がり、
戦後にマングローブが植林されて今日のようになったそうですが、
マングローブ林の広がりとともに、干潟の底生動物が住む環境が減少し、それに伴い鳥の数の減少が著しくなり、現在はマングローブ林を伐採し、干潟の回復を図っているそうで、ごみの問題と合わせて二つが現在の大きな課題だそうで~す。
ゆみさんは漫湖のジオラマの下にカニやトントンミーの巣穴のような迷路があり、
潜って楽しんだり、
湖底から顔を出したり、
鳥の模型のボタンを押すと鳴き声がきけたりして、
とても楽しんでいました。
ここのマングローブ林では、メヒルギと
ヤエヤマヒルギが見られ、
ヒルギという字は「漂木」と書くと解説を受けていると、
雨もやみ、木道に出て干潟の底生動物が観察できました。
眼のいいゆみさんはすぐに茶色い地味な大きなカニを見つけ、
トントンミーが巣穴の塚に登ったり、
泥水だまりで
回転して水浴びしたりするようすを楽しんでいました。
カニがたくさん出てきて、
トントンミーの巣穴のそばで顔を合わせていたりで笑ってしまいました。
最後に、おやつとお茶をもらいながらサガリバナの説明やきれいな映像を楽しんできました。
帰りに澤岻樋川の上にそびえるレストラン「たくし」で、
昼食を摂りましたが、
食後、澤岻樋川の話をすると「見てみたい!」と興味を示していました。