屋我地島の干潟観察会
2015年 08月 15日
「カーミージーの海で遊び隊」で誘い合って、みんなで研修に出かけました。
干潟に出て最初に驚いたのは、水の引いたところは貝殻でいっぱいだったということで、
30cm四方の枠の中にどんな貝が何個すんでいるか、それも生きたものと死んだ者に分けて調べました。
次は岩の表面、側面、底面のそれぞれにどんな生物がすんでいるのかも調べ、
ちょっと学生の実習のようで新鮮でした。
砂地のところではタテジマユムシという埋在動物がすんでいて、
半透明な30cmにも伸びるリボン状の吻を伸ばしその上に砂の中の栄養分を乗せてベルトコンベアーの要領で口に運んで摂取するそうで、
たくさん住んでいるようすを調査しました。
砂地を歩いていると潮の引いたところでミナミコメツキガニが食事をした後の砂粒がたくさんで、
色が変わって見え、川の字のような模様に見えるのがきれいでした。
干潟の掃除人のカニノテムシロがたくさんいて、
それも背中に3~5個のマキガイイソギンチャクを乗せ、
死骸を探し回っているのが面白かったです。
こんなところは泡瀬干潟とよく似ていると感じました。
キノコ岩ではイソアワモチのイボイボが青っぽいように見え、
ケガキや
珍しい海のアメンボを二種類見ることができました。
屋我地島の干潟の自然の豊かさを堪能することができ、いい研修になりました。