ウミガメの繁殖の謎
2016年 02月 14日
琉大生や社会人を中心にたくさんの人が集まりました。
講師の河津勲さんは分かりやすいお話とたくさんの図を用いて解説して下さり、とてもいい講演会でした。
最初にウミガメの種類や野外で観察できることを紹介し、
結論としてウミガメは一年をかけて用意周到に産卵の準備をしていることを述べ、その後その詳細を丁寧に説明してくれました。
オスは冬から春にかけ精子形成をし、その精子はとても強い粘性を持ち、尿と混和することで精子運動を開始し、一度の交尾後精子はメスの体内で1~2か月間生きている!というとても驚異的なことを知りました。
メスも冬から春にかけ卵黄形成をし、限られた2週間の交尾期間は卵胞の成長にコントロールされていて、
交尾の刺激で排卵(交尾排卵動物)し、受精をより確実にするメカニズムを持っている!というとても驚異的なことを知りました。
道理で、カメが何億年も生命を維持し続けている!ということに納得し、偉大な存在だということを知りました。
講演会の後、周辺の山々のカンピザクラがとてもきれいので、
ドライブしてカンピザクラの写真を撮って帰りました。
今年のカンピザクラの開花は遅れているようで、まだつぼみが開花していない木も多く、
八分咲きくらいの木がきれいに山肌を濃いピンク色に染めてくれていました。
これから沖縄の桜前線は次第に南下して行くことになります。
新たにビジターセンターもできていて、きれいなトイレや喫茶店もあり、いろんな自然を学習できるパネルも設置されていて、ゆみさんを誘ってまた、来てみたくなりました。