7月3日の観察会の下見と草刈
2016年 07月 01日
私が観察会の下見をしている間に奥さんが通路の草刈をするという分業です。
下見の特徴はソデカラッパがやたらと動き回っていてよく目につき、
肉食の貝のタマガイ類の卵塊の砂茶わんもいろんな種類に出合いましたが、
ゴカイの仲間の卵のうの数は随分減って来て、透かして見ても赤い小さな卵の粒は見られませんでした。
ヤライイシモチやルリスズメダイの幼魚、
海の掃除屋さんのナマコ三兄弟、
トゲアナエビやヒメシャコガイ、海藻の仲間は今までどおり楽しめそうで~す。
下見を終えて岸に上がろうとした時、小さな茶色い葉っぱがあったので棒でつついてみると、
スイスイ、ス~~~~!と、素早く動くではありませんか!
これは明らかに枯葉に擬態した生き物です!
よく見るとナンヨウツバメウオの2cmぐらいの幼魚でした。
ザルの中に取り込んで、慌てて奥さんを呼びに走りました。
ナンヨウツバメウオの幼魚の大きさがいかに小さいかがよく分かりますね。
ザルから解放してやり、動画を撮ったり、写真を撮ってかわいいながらちゃんと目鼻のある魚だということが確認できました。
ナンヨウツバメウオが幼魚の時期にはこんな浅い海で枯葉に擬態し、上手に捕食者の目をごまかして大きくなるすべを身に着けていることにビックリ!
奥さんの草刈りもちょうど終わり、とてもきれいになりました。
「草ぼうぼうになる前に刈るとずいぶん楽だ!」と言っていました。
暑い中の3時間の下見と草刈、ご苦労様でした。