9月17日の観察会
2016年 09月 18日
観察会は28名の参加者と4名のスタッフでスタートしました。
カイメンソウが空気中に酸素を提供してくれていることを学びました。
貝のイトマキボラや
毒針で小魚を取って食べる大きなイモガイ、
アオリイカの卵塊、
タマガイの仲間の卵塊の砂茶わん、
砂を体にまとい、敵の嫌がる赤い汁を出すクロナマコ、
敵の嫌がる粘着性の強い内臓の白い糸(キュビエ管)を出すニセクロナマコ、
イカリの形の小さな骨片を持つオオイカリナマコ、
貝のイトマキボラの赤ちゃん、
7本の角を持つクモガイのご夫婦や
こんな魚を踏みつけたと赤ちゃんのオニダルマオコゼにまで出合い、ビックリ!
大人だったら大事故になるところを助かりました!
また、昨日見つけたばかりの白化したイソギンチャクに2匹のかわいいカクレクマノミが住みついているものを
「かわいい!」「きれい!」と興奮しながら見てもらいました。
海草藻場にたくさん生えているリュウキュウスガモで1~2cmの小さな巣穴に棲むトゲアナエビを賞金一万円で釣り上げるゲームをみんなで夢中になって楽しみました。
一生懸命に取り組んでいるところへ水を差すように急に雨が降り出し、
みんなで雨雲のないブロックの方向に避難する途中に大きく育ったヒメシャコガイを見てもらいました。
すぐに雨もやみ、カニのソデカラッパの砂もぐりの名人技を何度も見て、
それがヤドカリを襲って食べるのにつかわれることや
栗色をしたその名もクリイロナマコにも出会い、今迄に出合ったナマコの仲間はきれいな海をつくる海の掃除屋さんだということを知りました。
大きなブロックについているフジツボやカサガイ、オハグロガキ、オニヒザラガイなどはみんな生きていて、満ち潮になれば食事をすることで沖縄のきれいな海を作っていることを学んで、
帰路につきながら岩をめくるとウツボの赤ちゃん、
どんな穴にもうまく逃げ込むクリミミズアナゴや
十字手裏剣のようなアオヒトデ、
大きなイモガイにたくさん出会ってビックリ!の連続でした。
今日は一時雨に降られましたが、たくさんの生き物に出合い、とても楽しい思い出に残る観察となりました。