慰霊の日
2017年 06月 23日
最近「ハクソー・リッジ」という戦争映画が話題になっており、「ハクソー」とはノコギリで「リッジ」は崖のことだそうで、
この映画の舞台になっているのが浦添グスクのある前田高地の伊祖断層によってできた断崖(2015.3.14、参照)ということなので、現地に出かけてみることにしました。
花屋さんでかわいい花束を買って、浦添グスクのある前田高地に着き、
最初に訪れた「浦和の塔」のデークガマ(大きなデイゴの木のあったガマ)で手を合わせ、
続いて「ハクソー・リッジ」の崖を手すりの付いたむき出しの階段で降りて「前田高地平和の碑」に到着し、ゆみさんが献花し、
みんなで恒久平和を願って合掌しました。
「ハクソー・リッジ」の前を通って、日米両軍が激しい戦闘を繰り広げ、毎日のように争奪戦を行い「ありとあらゆる地獄がいっぺんに転がり込んだ!」と記録に残る浦添市で一番高い為朝岩(離れジー、ニードルロック)に暑い中たどり着き、ここでも合掌をしてきました。
大汗をかいた後は、宜野湾市の普天間基地のそばにある「佐喜眞美術館」に行ってみました。
先日亡くなられた儀間比呂志さんの「ミニ追悼展」や
黒田征太郎さんの「ウミガメと少年」の絵本原画展があり、ゆみさんは熱心に見入っていて、
「じいちゃん、海があるよ!」と光の差し込む青いたくさんの丸窓を教えてくれました。
常設展の丸木位里・俊夫妻の「命どぅ宝 沖縄戦の図」は大作がたくさんあり、
ちょっと難しく疲れたようすのゆみさんでした。
最後に屋上の階段が6段と
23段で6月23日を現していて、
一番上の小窓からは6月23日の夕日が差し込む造りになっているばかりか、
最上段からは沖縄戦の最初の上陸地となった慶良間諸島から、1945年4月1日の本島上陸地点ばかりか、眼下には世界一危険な普天間飛行場が見渡せる仕掛けになっているのにはビックリ!
帰りはとてもお腹がすき、もんじゃ焼きとお好み焼きをおいしく頂きましたが、これも平和なおかげ!と感じる慰霊の日となりました。