その後のカーミージーの海の白化現象が心配で、久しぶりの海の散策に出かけました。
風が強くて水面が波立っていましたが、イソギンチャクに近づくと白い物が目立ってきて白化現象だとすぐにわかります。
一番目のハタゴイソギンチャクは住んでいたイソギンチャクエビやイソギンチャクモエビの姿も確認できず、残念でなりません!
二番目のハタゴイソギンチャクはずいぶん大きく成長してきたのが、やせ細っていてビックリ!
カクレクマノミを探していくと全部で5匹住んでいて、大きなメスが白化したイソギンチャクから離れて警戒していました。
三番目のものは移植したものの住民がいなかったのが、赤ちゃんカクレクマノミとイソギンチャクエビが一匹ずつ住みついていてホッとしましたが、立派に白化していました。
四番目は水深もあり、外洋の干満の潮流が押し寄せるので白化は免れていましたし、
カクレクマノミが2匹と
黒っぽい体色のクマノミが一匹住みついていて嬉しくなりました。
五番目のものも立派に白化していましたが、カクレクマノミが4匹も住みついていて嬉しかったで~す。
六番目のハタゴイソギンチャクは外洋の干満の潮流が押し寄せるので白化は免れていましたが、他の生きものの姿は見られませんでした。
七番目は六番目と似た環境なので白化は免れていましたし、かわいいカクレクマノミが一匹住みついていました。
浅場に棲む7体のハタゴイソギンチャクを見て回り、半分以上の4体が白化!という危機的な状況がよく分かりました。
散策中にも温かい海水に触れる部分が白化したサンゴが「白い輪」になっており、
外洋性のオレンジ色のカイメンの分布が広がっているのを目にし、
暑いので岩の下に体を隠したニセクロナマコや
トゲクリイロナマコ、
ただのクリイロナマコ、
かわいい赤ちゃんのクロナマコ、
手のひらサイズの大きなイソアワモチや
クモガイのヤングの個体にも出会いました。
このクモガイのヤングの個体を私の「貝牧場」に放しに行くと、今までいたジャゴウが行方不明でビックリ!
今まで住んでいたところから10m四方をじっくり探して回ると、3m移動している一回り大きくなったジャゴウを発見し、ホッとしました。
海の中でおにぎりを頬張っていると雨雲が接近してきたので、急いで帰路につきましたが、ヒョウモンヒラムシやカニの食事風景の動画をゲットすることができました。。
いつ行っても楽しいカーミージーの海で~す。