沖縄の不思議の世界を紹介します


by nami-5963

円錐カルスト

「おきなわ石の会」の11月の野外観察会が本部町の山里であり、Aさんといっしょに出かけました。



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今帰仁グスクに向かう道を途中で左折してしばらくすると大きくてきれいな駐車場にたどり着き、いつものように30人近い熱心な地質ファンが集まりました。



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駐車場にはきれいなトイレばかりか、付近の案内図や



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カルスト地形のでき方などの詳しい説明版がよく整備されていてビックリ!



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あいさつの後、整備された遊歩道をしばらくあるいてから



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急な山道を20分くらい歩くとデーサンダームイの頂上に着きました。



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登山道の途中や頂上は石灰岩の浸食による鋭いのこぎり状に尖った岩がごつごつし、ケガをしそうだったので登山と下山時には安全に心掛けました。


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円錐カルストのデーサンダームイの頂上(230m)からの眺めは最高で、すぐ北に円錐カルストの本部富士(240m)がそびえ、



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西には円錐カルストのウフグシクムイ(237m)がそびえ、左に瀬底島や水納島、



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右手には海洋博公園と伊江島までが遠望できました。



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素晴らしい景色を眺めながら周りにたくさん見られる円錐カルストがどうしてできたかを会長や石の会の方が詳しく説明して下さいました。



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普通は石灰岩地方のカルスト地形は雨水の浸食作用で山口県の秋吉台や秋芳洞のようになるのですが、



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熱帯地方のカルスト地形は気温が高い分、雨水の浸食作用が激しく、ここ本部町の山里のように円錐カルストがたくさんできるそうで、こんなところは世界的にも珍しく世界遺産級の地形だそうです。




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切り立った狭い頂上でおしりを下ろして食べたお弁当と地質の話は格別でしたし、

これからのリクエストもたくさん出され活気に満ちた石の会でした。



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帰り道に海岸線を通り、Aさんが天然記念物の「塩川」に行ったことがないというので立ち寄ってみました。



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陸地にありながら塩水がこんこんと湧き出し、



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世界に2か所しかない!という珍しいものだそうで、いろいろと勉強し、家に帰って歩く感触が変なので、靴底を覗いてビックリ!



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険しい山登りに耐え切れず、右足のかかとはすでになく、両足の靴底がべろべろに剥げ落ちそうでした。
それを見てみんなで大笑いをしました。


# by nami-5963 | 2017-11-12 12:39 | 沖縄の不思議 | Comments(0)

11月のゆんたく広場

11月のゆんたく広場は6人が集まる予定でしたが、急な用事がお互いに入りこみ集まれたのはTさんと私たちだけでした。



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Tさんの参加も久しぶりで近況報告をしあっていると、最近卓球に凝っていて一週間に三回の練習をはしごしていい汗をかいているそうで、3Kgも痩せたと羨ましいお話を聞かせてもらいました。



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長い間預かっていたユニフォームのジャケットもびったしで、名札をアイロンでくっつけてもらい、観察会では大きなブロックに着いた生きものを解説してもらう係になってもらっています。



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この間に撮った動画も見てもらい、



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ゴカイの仲間のカスリオフェリアがモグラたたきのように頭を出してエサを採るしぐさに大笑いし、



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他にもタカラガイのヤクシマダカラがピンクの卵の袋(卵のう)をたくさん産みつけて海に戻っていく動画などを楽しんでもらいました。




12月のゆんたく広場と忘年会がいっしょになって12月3日になったこと、会費2000円で遊び隊から500円の補助があることやイソアワモチ料理を準備しているから楽しみにしていてほしいこと、



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2018年度の観察会は2月から2週間おきの20回を計画していることなどを確認して散会しました。



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次は12月3日の忘年会で~す。全員集合!


# by nami-5963 | 2017-11-05 11:04 | 磯遊び | Comments(0)

台風21号と22号の通過後のカーミージーの海のことが気になるAさんから海の散策と研修のお誘いがあり、今年最後の昼間の潮がよく引く日なのでいっしょに出かけました。


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カーミージーの岩場に棲むゴカイの仲間のカスリオフェリオが元気にエサを採るようすを見て楽しみ、



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岩のくぼみにハナビラダカラとキイロダカラが群れているのを見つけて喜び、



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以前白化していたソフトコーラルに褐虫藻が戻って来て薄茶色になって来てくれているのを見て嬉しくなりました。



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岩を起してみるととても大きな二枚貝のヌノメガイや



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卵塊の砂茶わんを産み落とす肉食の巻貝のリスガイ、



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ヒモムシの仲間のスジホシムシモドキが出てきてビックリ!



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海草藻場ではリュウキュウスガモの花のようなもの?に出合い、



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白化していたイソギンチャクも薄茶色の色が濃くなってきて、イソギンチャクエビも二匹住みついていてとても嬉しかったです。



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ところが、今までに8匹のカクレクマノミが棲んでいたことのあるイソギンチャクは白化が回復するようすも見えないどころか、だんだんやせ細り以前の半分くらいの大きさになって来た感じがして死んでしまわないかと心配でなりませんが、



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白化しているものの2匹のカクレクマノミがまだ棲んでおり、


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釣りエサのオキアミを試しに与えてみると、精力的に食べるのでまだ死亡はしていないようで、見守っていくしか手がありませんでした。



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一番外洋に面したイソギンチャクはしっかり海水に浸かっているため白化は免れており、カクレクマノミやイソギンチャクエビも住みついていてさんも安心して見ていられると言っていました。



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そばの岩場の表面には1cmくらいの大きさのイソアワモチの赤ちゃんが一杯うごめいていましたが、親の姿を見ることはできませんでした。



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このあたりの岩場は外洋に面しているため、アオヒトデや



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岩にたくさんついた茶色の筋が入った二枚貝のカイシアオリ、



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珍しくてきれいなハート型の二枚貝のリュウキュウアオイモドキなどに出合って大喜びしたり、



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まだ名前の分からない緑色の海藻や


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赤い色の濃いヒトデにも出会ってまた名前調べの図書館通いが始まりそうでした。



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さらに、台風時の大波に流されたサンゴの薄い板が一定方向にそろったような珍しい海底地形にびっくりしたり、



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いつものようなカメが伏せた姿には全く見えないカーミージーの岩場の姿を見ながら帰路につきました。


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本当にいつ行っても楽しめる素晴らしい自然の残るカーミージーの海ですので、みなさんもぜひ訪れて下さ~い。



# by nami-5963 | 2017-11-04 12:25 | 磯遊び | Comments(0)

台風とカーミージーの海

10月末の週末に大型の台風21号と22号が立て続けに沖縄を直撃し、大変でした。


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ありとあらゆる警報が出て、カーミージーの海も大荒れで、


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台風一過の海辺には材木や漁具やいろんなものが打ち上げられていました。



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よく見るとおいしいといわれる貝のティラジャー(マガキガイ)や毒針を持つイモガイも大波の力で浜に打ち上げられ死臭を放っているものもいましたが、



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中にはまだ元気に生きているものもいて慌てて海に放り込んでやりました。



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また、道路工事で海岸に降りる階段を作る部分では、



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土砂の巻き上げ防止ネットや大きな土嚢が積まれていましたが、



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嵐の前にはその効果もあまり見られず、



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カニや貝がたくさん巣穴を作って住んでいる岩場全体が細かい土砂で覆いつくされていました。



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とても残念なことです。


# by nami-5963 | 2017-10-30 18:08 | 磯遊び | Comments(0)

10月のゆんたく広場

10月のゆんたく広場は予定していた二人の都合が悪くなり、Aさんと我が家の二人の3人でスタートしました。



主な内容は来年度の予定を立てることでしたので、潮見表をにらみ、日曜日で最干潮の日を選んでいきました。



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それも3月末まで道路工事があることや毎月二回以上に観察会を増やし、参加希望者の要望に少しでも答えられるようにすること、夜の観察会は12時までに終われるようにすることなどを考慮に入れていくと結果的に来年度は20日を設定することができました。




この日程は後日ブログにのせ、早くに皆さんにお知らせできるようにしたいと思います。



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次に、最新の動画を見て研修を深めました。



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いくつも見ましたが、タカラガイ(宝貝)のヤクシマダカラ(屋久島宝)が自分の貝殻と同じくらいにたくさんのピンクの卵のうに入った卵を産み付けている映像を楽しみました。



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二つ目は、何だかまだ名前も分からないもぐらたたきのような動きをする岩の穴に棲む虫の映像でした。



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何度もたくさんの映像を見ていると、ミミズのような姿をし、体を伸ばしてしきりに周りの藻をたべているようなので、



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身近にある図鑑をめくっていくと、


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ミミズやゴカイの仲間の環形動物のページに行き当たり、そのページを読み進んでいくと



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「日本各地にみられ、海藻のすきまなどにすむ1cm」ぐらいのカスリオフェリアという生きものではないか?!と予想を付けました。



さらにインターネットで調べると「環形動物門、オフェリアゴカイ科、尾部が遊泳に適したように伸長し、生殖群泳をし生殖変態も見られ、体長約1cmで柔らかい砂岩などの岩に穿孔して生活する」とあるので、これに間違いなし!と思いました。






ゆんたく広場はここで終了しましたが、映像を見る限り「体長約1cm」よりもはるかに長く感じるので、翌日カーミージーの海に出かけました。



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カーミージーの柔らかい粟石(あわいし、琉球石灰岩)をハンマーで壊すと、毎回の観察会で「豚の鼻の穴のようなふたつの穴を持った二枚貝」が棲んでいるといって紹介してきた白い穿孔貝かが現れ、その横の穴から2匹の1cmくらいの虫が出てきました。



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それを指の腹にのせてよく観察すると、今までの写真とは違うもののように見えましたが、明らかに釣りエサなどでみられるゴカイの仲間に間違いありませんでした。



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一年以上も正体不明だったものが明らかになりとても嬉しくもあり、達成感も感じることのできたひと時でしたし、カーミージーの海にかかわってきてよかったとつくづく思うことができました。



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カーミージーの海に感謝!






# by nami-5963 | 2017-10-16 11:50 | 磯遊び | Comments(0)