おきなわ石の会の九月の定例会が、9月16日に本部町の海洋博記念公園内の夕日の広場であり、60人ほどの熱心な地質ファンが集まりました。
私はAさんと一緒に出かけましたが、途中の高速道路で車2台の交通事故による沖縄では珍しい10分以上の渋滞に出会い、遅れて到着してしまいした。
今日のテーマは「二億五千年前のアンモナイトの化石を探索する」ことで、アンモナイトはイカやタコやオウムガイの先祖にあたる「頭足類」で、中生代の標準化石ですが、貝殻を持っているので、本部町あたりでは「カタツムリの化石」と昔から言われていたそうです。
最初にアンモナイトの化石の典型的なものを観察し、後はそれぞれが分かれて探していくことになりました。
左端に見える斜めに傾いた二億五千年前の本部石灰岩の地層の表や裏面を丹念に見て回ると、丸い形や、貝殻の見える部分が結構見つかりました。
誰かが見つけるとみんなが観察に行くということを繰り返し、2~30個くらいのアンモナイトの化石を観察することができました。
Aさんもきれいな貝のカラを見つけ、とても嬉しそうでした。
この化石を含む地層は古生代から中生代にかけて発達していた地中海と似た環境のテーチス海に堆積したそうで、ヒマラヤ山脈やアルプス山脈と同時期にできたものだということがとても貴重なことだそうで~す。
ここのアンモナイトの化石は県の天然記念物に指定されているため採集することができないので、事務局の方がモロッコ産のアンモナイトの化石を用意して下さり、子供たちは大喜びで観察会を終えることができました。
みなさん、お疲れ様でした。
アインシュタイン17号が発行されましたので、紹介しておきま~す。
今年は台風の大発生が続き、週末に3個の台風が沖縄や日本列島に接近することが何度もありました。
とりわけ沖縄周辺を長時間迷走した台風6号のおかげで夏休みの特別企画の3つの観察会が残念ながら中止となってしまいました。
それは、8月1日の放課後等デイサービス・ルンタの観察会、8月2日の浦添市環境講座の観察会、8月3日の高教組ファミリーの観察会でした。デイサービス・ルンタさんは8月17日に再実施できてよかったですね。
さらに、台風11号の沖縄接近で9月2日の観察会も中止となり残念でした。
今年もあと三回の観察会(9/30(土)13時~90分、12/9(土)22時~90分、12/23(土)22時~90分)を残すのみとなりましたが、みなさんふるってご参加下さい。
8月19日に湧き水fun倶楽部の8月定例会が中央公民館で7名の参加で行われました。
最近の私は石の会との開催日ががっちんこしたため、久しぶりの参加でした。
この間に湧き水fun倶楽部の10周年記念誌「伝承 DENSHO」が完成し、今日初めて手にしましたが、
安くて良いものができてよかったですね。
今日は、湧き水fun倶楽部としてはこの10年間の様々なデーターをどう保存していくか?に悩み、講師に「アーカイブって何?」と題して専門家の熊沢さんに講演をしてもらいました。
アーカイブ(archive)とは「公文書」や「保存記録」、「記録保存場所」、「~を保管する」などの意味を持つ英語で、目的や趣旨がはっきりしていること大切だということで、全国の具体例を紹介してもらいました。
これらのことを踏まえ、「湧き水モデル」を考えてみて下さい!ということになりました。
講演の後は、質疑応答とティータイムとなりました。
東ティモールのおいしいコーヒーとチーズケーキ、宇治茶チョコを頂きながら、歓談しました。
その中で、那覇にある桜坂劇場の「桜坂市民大学プログラム(案)」も提案され、私も一講座を担当する予定になりました。
いろいろと活発な湧き水fun倶楽部の活動が今後も続きそうですね。
みなさん、お疲れさまでした。