人気ブログランキング |

沖縄の不思議の世界を紹介します


by nami-5963

浜下り(はまうり)

今日は、旧歴の3月3日の浜下り(はまうり)でした。むかしから、沖縄では女子は浜におりて身を清めるという習慣があり、海岸に貝をひろう女性や家族のみんながくりだします。そんな日に、以前「泡瀬干潟とサンゴの海の保護の夕べ」でいっしょになった沖縄人(うちなんちゅ)の方々を大和人(やまとんちゅ)の私が、案内することになりました。沖縄の人は案外と「海に行ったことがない!」「海で泳いだことがない!」という方が多く、引っ越して来てまだ1年にもならない私が、「よく通った!」というだけで、泡瀬干潟の案内役になりました。恐れ多いことですが…

c0180460_5324063.jpg

泡瀬に着いて、驚いたのは、車と人の多さでした。やっぱり、浜下りの日を大切にし、家族で出かけて来ているんですね。広大な干潟も人であふれかえっていました!

c0180460_536314.jpg

干潟に一歩足を踏み入れると、海藻をおいしそうに食べに集まっているニナガイの群れがいっぱい!そんなのがいたる所にあるのだからさらにビックリです。

c0180460_5365127.jpg

とてもおかしなかっこうの「砂茶碗」もいたるところで見かけます。これは、タマガイが、卵と砂を自分の粘液でこねて固めた「芸術作品」です。産みつけているところを目撃した人によると、タマガイが真ん中の穴に入って、周りにどんどん卵塊を作っていくそうです。不思議ですね!

c0180460_537317.jpg

しばらく歩いていると、「砂茶碗」の産みの親のタマガイもたくさん見かけます。このタマガイは二枚貝を抱き込んで、貝殻に小さな穴をあけ、二枚貝の体を粘液で溶かして吸い取るそうです。二枚貝もタマガイが近づいて来ると「足」を使って、ピョンピョンと逃げ回るそうですよ。貝殻に小さな穴があいているのを見つけたら、こんなバトルの厳しさがあったんだ!と思いを巡らせて下さいね。

さらに、この「砂茶碗」からかえったタマガイが、生きて行けるほどの二枚貝がいる!ということも大きな驚きです!!泡瀬の自然の豊かさと不思議を感じま~す。

c0180460_5395395.jpg

また、1~4月の時期に、世界中でも沖縄だけで見ることができるという、クビレミドロという、絶滅危惧種に指定されている藻類も見ることができました。一円玉より小さなマリモのようなものですが、沖縄でも泡瀬以外の2か所でしか見ることができなくなった、とても貴重な藻類だそうです。

c0180460_5423138.jpg

岩を押し上げてみると、クモヒトデ(上)がニョロニョロとはい出してきたり、ゴカイ(下)の仲間も動き出します。

c0180460_5431241.jpg

もう、ここに載せられないくらいのたくさんの生き物に出会える、泡瀬干潟の自然の豊かさと素晴らしさに、ただただ驚くばかりで~す!これを埋め立てようというのですから、さらに驚くばかりで~す!一番怖いのは人間なんですね。

ひと通り、干潟のことを知ったら、今晩のおかずの貝を探すことにしました。砂地をトントンとモリでつついて回ります。貝がいるとびっくりして、貝殻を閉じる時に、海水をビューと吐き出します。そこを少し掘れば必ず貝がいます。今日はちょっと少ない収穫に、常連さんが、「埋め立て工事のせいかな?」といっておられました。私たちは、少なくても大喜びで、帰路につきました。

c0180460_5453245.jpg

帰りにいろんなご家族のバケツやビニール袋をのぞかせてもらいましたが、みんなとてもいい笑顔で、浜下り(はまうり)を楽しめたようでした。

c0180460_5463678.jpg

豊かな自然の恵みに感謝!!
by nami-5963 | 2009-03-29 23:40 | 磯遊び | Comments(0)