貝採り②
2009年 06月 26日
干潟を散策していると、タコクラゲが干上がっていました。「早く潮が満ちて来てくれ~!」と叫んでいるようでした。
泡瀬干潟の埋め立て現場をのぞいてみました。埋め立てがどんどん進んでいます。生きているサンゴを埋めて殺してしまう後ろめたさからか、先日の新聞にはこっそりやった「サンゴの移植大成功!」だけが大きく報じられていました???
さらに、驚くシーンに出会いました。「砂茶碗」の生みの親のタマガイの赤ちゃんがが、二枚貝のザルガイの赤ちゃんを捕食しようとしていました。
タマガイ(右)が二枚貝(左)に接近して行きます。
タマガイが二枚貝に抱きつきました。粘液をだして貝殻に穴をあけ、中身を吸い取る体制に入っています。
二枚貝は必死で足を伸ばし、ピョンピョンと体をジャンプさせて逃れようとしますが、タマガイも必死で食らいついています!
タマガイを振り払おうと二枚貝は何度もピョンピョンとはねますが、タマガイもこのチャンスをのがしてなるか!と必死で食らいついています。手に汗を握る瞬間です!
二枚貝の何度目かのジャンプでタマガイが振り落とされてしまいました!
タマガイはやっとあきらめて二枚貝から離れて行きました。
小さい赤ちゃん同士とはいえ、二枚貝の命拾いのシーンに出会い、興奮してしまいました。
自然界で生きていく!ことの厳しさに触れることのできた一日でした。
貝採りの新しい場所を開拓し、貝もそこそこ採れ、今日はビールでお刺身を美味しく頂きました。
今日も、自然の恵みに感謝!!