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沖縄の不思議の世界を紹介します


by nami-5963

古宇利島の地質見学

久高島と並んで神聖な神の島と言われる古宇利島の地質見学に、ぎのわんセミナーハウスから出かけました。

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最初に見学したのは、古宇利島への入り口に当たる奥武島の琉球石灰岩の中に挟まれた白い凝灰岩層です。この地層は、火山灰が降り積もってできたもので、ここでしか見られない大変珍しいものだそうです。砕いて触ってみると軽石でできているのがよくわかりました。

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下部の石灰岩には、サンゴ、貝、ウニ、有孔虫の化石が含まれており、さらにその下部には礫岩の小石が見られることから、この地層は比較的浅い海で堆積したことがわかりました。

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隣の屋我地島にかかる橋からはきれいに300mも伸びた砂嘴が観察できました。

海岸に下りて砂浜の砂を観察すると、「ゼニイシ=銭石」と呼ばれる有孔虫の死骸がたくさん含まれていました。目の前の暖かい海に現在も生活していて、その死骸が浜に打ち上げられたそうです。

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屋我地島の愛楽園の構内には、黄砂が降り積もってできた黄砂層や

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カキ・ウニ・貝殻などの化石をたくさん含む化石層も見られました。

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この付近は「屋我地松島」と名付けてもよさそうなきれいな海岸美を誇っていました。

いよいよ日本一長い無料の古宇利大橋を渡ります。

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ここから古宇利島を見ると、海底が隆起してできた3~4段の海岸段丘が見られます。

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島の北西部には琉球石灰岩に垂直に円柱状にあいた不思議な穴・「円筒状空洞地形」がたくさん観察できました。

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浸食地形なのですが、本当になんとも不思議でなりません。

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古宇利島の最高峰の106.3mに向かって行く畑の中に、数mmの黒褐色のマンガンノジュールを見つけることができました。

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琉球石灰岩が、風化する過程でマンガン、鉄、ニッケル、コバルトなどの成分が雨水に溶けて濃縮し、丸い粒に成長して行ったそうです。

今回も、自然の不思議にたくさん接することのできた、貴重な観察会でした。
by nami-5963 | 2010-04-15 22:04 | 沖縄の不思議 | Comments(0)