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沖縄の不思議の世界を紹介します


by nami-5963

南部の地質見学①

ぎのわんセミナーハウスの「大人のための島ぞーり」で本島南部の地質見学に出かけました。

最初に見学したのは、那覇空港に離発着する飛行機が真上に見られる豊見城市の瀬長島です。

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ここでは,豊見城層(約900万年~550万年前の浅い海に堆積した地層)の小禄砂岩を含む琉球石灰岩が見られました。

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この豊見城層には大きな礫(レキ、小石のこと)岩を含んでいますが、その礫岩には、貝が住み着いて穴を開け、その穴を石灰岩が埋めるというとても珍しい生痕化石が見られました。

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また、石灰岩の間に、シャコガイの化石や礫岩を含んだビーチロックも見られました。

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さらに、豊見城層の小禄砂岩は、大きな骨のような形をして露出していることもあり、地元では「ニービ(砂岩)のフニ(骨)」と呼ばれ、石巌当(いしがんとう)やいろんな石材に使われているそうです。

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本当に巨大生物の骨のようにも見えますし、大きな塊が海岸にごろごろしているのも面白い光景でした。

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瀬長島の西側にこれらの地層がみられましたが、ここはかなり風化していてボロボロになっていました。

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引っ張る力によってできた正断層も見られ、右側の地層がずり落ちてできたそうです。

ここの砂岩には中国大陸を構成する変成岩に含まれる十字石という珍しい鉱物が含まれていて、今の日本海に昔の中国大陸があり、そこから砂や十字石が供給されたことがわかるそうです。

ちょっと難しいですが、とても壮大でロマンのある話に感じました。

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次は糸満市の豊原を訪れました。ここは豊かな湧き水があり、井戸の神様も祭られていました。

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ここに豊かな湧き水がある訳は、崖の上半分が水をよく透す凝灰岩(火山灰でできた岩石)でてきていて、

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その下に水を通しにくい泥岩があり、その間から水が湧き出すということを教えてもらいました。

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この泥岩には、浮遊性の白い有孔虫が含まれていることから、約380万年前の地層(与那原層)だということがわかるそうです。

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八重瀬町の与座では北東~南西方向に3kmにわたる琉球石灰岩の高い山地(これを石灰岩堤というそうです)が見られました。

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図で示したように断層でできた地形で、

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そこに世持井(よむちがー)という名の

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きれいな湧き水がこんこんと流出していました。

昼食はよく晴れた摩文仁の平和祈念公園でとりました。

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空には秋の雲がいっぱいでしたし、ホウオウボクの花も咲いていました。

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by nami-5963 | 2010-11-01 13:51 | 沖縄の不思議 | Comments(0)