ヤシガニ
2011年 10月 16日
「ヤシガニのことを知ってみよう」の講座がありました。
ヤシガニはカニやエビとは親戚だそうですが、本当はヤドカリの仲間になるそうです。
陸上生活に適応してきたので、エラ呼吸の能力が退化し、
海に産卵に行く時は決死の覚悟で出かけるそうです。
メスのお腹の左側に卵を抱えるための「ツメ」があるのも見せてもらいました。
海から陸に上がった最初はヤドカリのように貝の殻に入って生活するそうで、
大きくなって体が硬くなってくると貝殻を捨て、食べられるものは何でも食べ(雑食性)、
50年は生きるそうです。
固い甲羅の模様がひとつひとつの個体で人間の指紋のように決まっているそうで、
写真カードを見比べて同じ個体を探すゲームも楽しみました。
海洋博公園で捕獲した三匹を使って、ヤシガニを捕まえる方法を教えてもらいました。
まず、足で踏んづけて、
大きなハサミの下の二本の足をハサミの方にひねりあげるようにし、
固定すると安全だそうです。
大きなハサミはヤシの固い殻も砕くのでこども達も興味津々で、
固い甲羅にも触れさせてもらっていました。
ヤシガニは牧志公設市場でも売られていて、とってもおいしいそうで、そのための乱獲による絶滅が危惧されているそうですが、
一度食べてみたいと思いつつ、帰路につきました。