組踊観賞会
2011年 10月 27日
組踊が2010年11月16日、ユネスコ世界無形文化遺産に指定されたことを受け、
割安の料金で多くの県民に組踊に親しんでもらおうという取り組みでした。
会場の立派な「国立劇場おきなわ」に初めて行きましたが、
そばにある組踊公園には、
先達顕彰碑などもあり、組踊の歴史や重みを感じることができました。
最初に大学の先生から組踊についての解説がありました。
組踊は、せりふを主として歌(音楽)と踊りで筋を運ぶ沖縄独自の歌舞劇であり、
琉球王府の踊奉行に任命された玉城朝薫(たまぐすくちょうくん)が、中国皇帝の使者「冊封使(さっぽうし)」を歓待するために、沖縄の古来の芸能や故事を基礎に創作したもので、1719年に初めて上演されたそうです。
玉城朝薫の創作した5つの作品を含め、その後の踊奉行らによって創作された組踊は現在約70作品が確認されているそうです。
会場には組踊の舞台のミニチュアがありましたが、
本物はもっと素晴らしかったですよ。
ここからは、すべて撮影禁止のため残念でしたが、「大城崩」が敵討(かたきうち)の物語ながら、敵討を続けていると永遠に繰り返すことになるので、「ここで止めましょう!」という勇気ある母の言葉が光り輝いていました。