内間の歴史散策
2011年 12月 11日
事前の学習会や打ち合わせもし、準備OK!の状態でしたが、前日からの雨が朝まで残っていていたので、参加者は50名ほどにとどまってしまいました。
受付の後、飲み物を受け取り、
5班に分かれて資料をもらい、
ストレッチ体操をしてからスタートしました。
最初に訪れたのは天然記念物の内間の大アカギで、
戦災にも焼けずに残り、今も雄大な姿を見せてくれています。
この辺りは宅地開発がとても進んだため、たくさんの拝所や御嶽が合祀されていました。
400年前、この地の疫病を退治するために獅子舞と棒術を持ち込んだというチャヌチヌチマル(茶貫軒丸)の墓もあり、
公民館の南壁にはレリーフもあり、
公民館内には雌獅子の頭も大切に保存され、
街のシンボル的存在のようでした。
道を渡ると根屋(宮里家)があり、ここを中心として古い集落があったそうです。
パイプライン通りの年金事務所のところに軽便鉄道の内間駅(無人駅)があったそうです。
人ひとりがやっと通れる細い道(スージ道)の右が浦添市で左が那覇市と教えられると、みんな「ええ~~!」と驚いていました。
安謝川の側のカラチガー(頭井泉)は貴婦人が洗髪に利用し、産湯や若水にも利用されたそうですが、今は水脈が枯れてしまっていて残念でした。
昔は、内間西公園のあたりまで海が入り込んでいて、砂遊びや魚を採って遊んだと街の古老が話して下さいました。
この辺り一帯を統治した有力者の按司墓(アジバカ)があり、
その東となりに鍛冶屋が使っていたという石灰岩洞窟のカンジャーガマも残っていました。
途中でシーサーのような猫がいたり、
貝で装飾されたおうちがあったり、
きれいな花が咲いていたりと楽しむこともできました。
時々雨もぱらつきましたが、80歳の方も参加して下さった中、事故や怪我もなく無事に内間の歴史
散策が終えられてよかった!とみんなで反省会のお弁当をほうばりました。