そろばん玉石
2012年 09月 10日
50人ほどの地質ファンが集まりました。
熱田岳(あっただけ、165m)に登り、黒雲母(くろうんも)やそろばん玉石を採集しよう!という催しで、
登山道に入るまでにこのあたりの結晶片岩の風化した赤土を見ることができました。
登山道は結構急で、周りにはヤンバルチクが生い茂っていました。
登山道の風化した岩を割るときれいな正六角形をした黒雲母を見つけることができ、
ちいさなそろばん玉石も見つけながら
熱田岳の頂上に着きました。
ここからは伊江島、
恩納岳から万座毛への素晴らしい景色が堪能できました。
大城会長の説明によると、久米島の火山を作ったマグマの一部が1200万年前に西側からこのあたりにあった結晶片岩にしみこんで石英斑岩(せきえいはんがん)の岩脈をつくったそうです。
この時、石英が573℃以上で結晶して両錐石英(りょうすいせきえい)を作り、これがそろばん玉のように見えるそうです。
下山途中に大きなオオジョロウグモが巣を作っていてビックリ!
最後に、みんなでそろばん玉石の大きさ比べをすると、私が運よく一番に輝き、
景品にフクロウの彫り物を頂くことができ、とてもラッキーでした。
また、11月の例会が楽しみで~す。