アーサ摘み②
2014年 01月 29日
上の写真のように、私自身も最初はアーサだと思い込んで摘んでみたものが違った!という経験もしたことがあります(2010.2.17、参照)ので、もう少し詳しく説明してみたいと思います。
海藻の図鑑を見ると、ヒトエグサ(アーサ)が生育する環境は「潮間帯上部」となっており、簡単に言うと「干上がる時間が一番長い場所」に棲んでいて、そこには緑色の緑藻類が多いということです。
引き潮になってきた時、最初に水面に顔を出すような岩、水面から出ている時間の一番長い岩に目をつけることが肝心で、
そこにはえている藻類の中で緑色が濃くて
どろどろっとした手触りのものを探すことが大切です。
アーサの周りにもアナアオサというちょっとぶ厚くてビニール的な感じのものもありますし、
こんなものもアーサではありませんので、間違わないように気を付けましょう。
アーサは水中にある時は、柔らかい薄っぺらな緑色の幕が水の流れにひらめいているという感じで、
理想的にはこの時に指先ですくって採ってやるとほこりやごみも水流で取れやすく、砂や小石がつくことも少なくなるのですが、水に浸かる時間が長くなるので胴長などがどうしても必要になってしまいます。
干潮になり始めの水分が多く残っている時が一番とりやすいでしょうね。
旬の食材を自分で摘んでおいしく食べることができますし、そのおいしさは格別なものがありますので、みなさんもぜひチャレンジしてみて下さい。