ヤコウチュウ(夜光虫)とウミホタル
2014年 10月 02日
懐中電灯を持って漆黒の夜の海に繰り出した時、夜空に輝く秋~冬の星座とヤコウチュウ(夜光虫)とウミホタルの幻想的な世界は普段の生活では味わうことのできない別世界です。
そこで、ヤコウチュウ(夜光虫)とウミホタルのことが詳しく知りたくて、図書館やインターネットで調べてみてビックリ!
ヤコウチュウ(夜光虫)はきれいな海にすむ植物プランクトンの一種だそうですが、ほかの植物プランクトンを食べるそうで、
昼間は風に吹き寄せられてトマトジュースのような赤潮になるそうですが、漁業被害もなく、
直径1mmほどの球形をしており、刺激を受けて発光物質がホタルと同じように体内で光り輝くので、とても鮮やかにピカピカと光るということが分かりました。
汚い大阪の海しか知らなかった私が、大学生になって初めて高知の海で見たヤコウチュウの輝きに感動したことを懐かしく思い出しました。
ウミホタルはミジンコのなかまの動物プランクトンで、2~3.5mmほどの大きさで、メスの方が大きく、
卵で殖えるそうで、
ルシフェリンとルシフェラーゼ(酵素)の発光物質を体外に放出してひかるため、ヤコウチュウのようにピカピカと光らず、
ボォ~!と光るのが特徴だそうです。
昼間は浅い海の内湾の海底の砂の中にすみ、夜になると活発に活動し、死んだ魚の肉などを食べる海の掃除屋さんだそうです。
また、旧日本軍が夜の行軍のために乾燥して粉末にしたウミホタルに水を加えて光を得ようとした記録があると知り、
ビックリ!
こうしたヤコウチュウ(夜光虫)とウミホタルに出会えるように11月から夜のカーミージーの海の観察会を計画しますので、楽しみにしていて下さ~~い。