久しぶりの観察会
2016年 04月 11日
4月10日も前日からの雷雨と大雨洪水警報が出たりしていて、朝からキャンセルが続出でどうなることかと心配しましたが、熱心な参加者27名とスタッフ3名で何とか実施することができました。
スタートした時は小雨がまだぱらついていましたが、途中から晴れ間が見えたくさんの珍しい生きものに出会うことができました。
海に入ってすぐに動きがかわいいもののシャコパンチが怖いフトユビシャコや
タツナミガイの卵塊のウミソウメンと
産みの親のタツナミガイに出会い、
岩がたくさんの生きものの住み家だということも学習できました。
曇っていたことが幸いし、ゴカイの仲間のケヤリムシが花の咲いたようにたくさん見え、
すぐに周りのものにつかまるシガヤータコ(抱き着くタコの意味)のくっ付く感触や
オオイカリナマコのチクチクするイカリ状の骨片の存在を確かめることができました。
海草藻場では珍しい大きなシャコガイを観察し、
海草のリュウキュウスガモでトゲアナエビ釣りをみんなで楽しみ、
毒を持つというニセクロナマコがたくさん群れている所にも行ってみました。
帰り道で大きなブロックにくっ付いたフジツボやカサガイ、カキ、オニヒザラガイなどを観察していると、
真っ黒なカエルアンコウが見つかり、
魚のヒレが陸上生物の足になって行ったということが確認できました。
さらに、天然モズクを口に入れたり袋に採っていると
茶色いシガヤータコを見つけて観察をした後に海に戻そうとすると
そばに白いシガヤータコがいてご夫婦だと分かり並べて観察していると
茶色いシガヤータコだけがすいすいと逃げ出して行ってビックリ!
最後に岸辺に上がって危険な場所の説明をしていると、
足元にたくさんのイソアワモチの赤ちゃんがいて、伊平屋島出身の方が味噌煮で食べると癖になる!と解説して下さり、観察会を無事に終えることができました。
次回の観察会は5月の連休中に二回ありますので、ふるってご参加下さ~い!