観察会の下見研修
2017年 05月 27日
「モズク採りがしたい!」とのリクエストがありましたので、いろいろ歩き回って調べましたが、水温上昇のため冬から春が旬のモズクはほとんど見つからず、やっとほんの少しを見つけることができました。
海の中は初夏になってきていますので、ゴカイの仲間の卵のふくろ(卵のう)が海底からニョキニョキと出てきていました。
また、落し物の網袋に貝類の卵の入っていた袋の卵のうが付いていたり、
肉食の貝のタマガイ類の卵塊の砂茶わんもたくさん見られました。
カクレクマノミのファミリーを訪れると、とても警戒心旺盛になっていてカメラに突進してきました。
そばの海草藻場で左手の大きなハサミでパチンパチンと大きな音を鳴らして敵を威嚇したり、縄張りを主張するテッポウエビに出合い、手のひらで写真を撮っていると飛び跳ねて水中に逃げたので、
水中写真や動画も撮ることができました。
散策しているとかわいい赤ちゃんのクロナマコを見つけ、ちゃんと体に砂粒をまとって水玉模様を作っているのには笑ってしまいました。
その後もヤングのクロナマコ、
30cmほどの大人のクロナマコ、
40cmを超えるビックなクロナマコに出合い、成長記録を見ることができました。
帰り道で、海藻の仲間のキツネノオや
食べると毒のきついスベスベマンジュウガニ、
珊瑚の死骸に付いて成長したサンゴの赤ちゃん、
海草のリュウキュウスガモの種の実、
毒針を持つビッグなイモガイや
たくさんの大きなソデカラッパに出合いましたので、明日からの観察会が楽しみで~す。
もう沖縄は早くも梅雨明けしたのでは??と思える天気が続いていま~す。