12月3日のカーミージーの海で遊び隊の総会・忘年会で隊員のみなさんの日頃のご苦労に感謝してイソアワモチ料理を食べて頂こうと2か月前から準備をしてきました。
以前に一度チャレンジしたこと(2013.7.17、参照)がありましたが、大変だったことやあまり上手くできなかったこともあって遠のいていましたが、近くのお寿司屋さんで柔らかくトロっとしたおいしい「イソアワモチの味噌煮」を頂く機会があり、色々とノウハウを教えて頂いたので、再度チャレンジする意欲が出てきました。
イソアワモチは普段、見つけても写真だけを撮るのですが、総会・忘年会に向けて大潮の前後の6日間ほどを干上がった岩場を歩き回ってできるだけ大きなイソアワモチをゲットして、冷凍保存しておきました。
前回の失敗を生かし、冷凍したイソアワモチを海岸のあたためられた砂でもみ洗いしながらぬめりを取る作業は、すべてカーミージーの海岸で取り組みました。
ぬめりは何度も何度ももみ洗いをしてもなかなか取れませんし、
ぬめりを取っていくと内臓も飛び出し、
イソアワモチがどんどんとしゅぼんで行き、最初の三分の一くらいにかさ低くなっていきます。
人間と同じように体のほとんどが水分でできていることがよく分かりました。
ぬめりを取っていると体に着いた汚れも全て落ち、とてもきれいな体色や模様が見られるようになり、奥さんもビックリ!していました。
この状態になってイソアワモチの体を半分に切り、内臓の残りをきれいに取り除き、海水できれいにすすいで家に持ち帰りました。
それでも家に持って帰ってから、もう一度丁寧に水洗いして
タッパーに冷凍保存しておきました。
前回はこれらの作業を家でやり、大変だったことの反省を生かした取り組みでしたが、これらの工程は4~5時間かかり、これを三回繰り返しました。
いよいよ総会・忘年会の前日になり、冷凍保存しておいたイソアワモチの調理に取りかかりました。
フライパンに水を張り、
イソアワモチを沸騰直前の弱火の状態で8時間とろとろと煮込んで柔らかくしていきました。
するとアクや汚れがまだまだたくさん出て、何度も水替えをしなくてはならなくて、そのたびに最初の四分の一くらいにかさ低くなっていきました。
試食してみるととても柔らかくなってきたもののなんとジャリッとまだ砂が残っているので、もう一度水洗いをしていきましたが、小さくなってしまったものはなかなか指先では扱いにくくて残念ながら残り半分は処分してしまいました。
半部に切る作業は家に持ち帰ってから最後にすることが大切なことを今回新たに知りました。
そんなこんなで最後に柔らかくなったイソアワモチにみそと砂糖とお酒を少し入れてみそ炒めにしてでき上がた量は最初の十二分の一ほどの量で、まさに「黒いダイヤの貴重品!」となり、「みなさんにおいしい!」「磯の香りがしてとてもいい!と好評だったので、苦労した甲斐がありました。
皆さんもチャレンジしてみて下さ~い。