浦添市の学童クラブの16人とスタッフ4人の計20人での観察会がありました。
元気な子供たちは貝のコマ回しやタカラガイの笛に興味津々で取り組み、
海の危険生物の学習にも熱心に取り組んでから、
海に入るとたくさんのヤドカリが出迎えてくれ、みなさんビックリして大喜び!
グミのような感触のイソアワモチは気持ち悪がりながらも触ってみて、
卵を抱いたオスのヨウジウオにびっくりしていると、足元に卵を抱いていないメスや他のオスも現れて大騒ぎになりました。
さらに、砂を体にまとい紫色の汁を出すクロナマコ、
全体は硬くて小さな柔らかいトゲを持つトゲクリイロナマコ、
砂潜りの名人技でヤドカリを待ち伏せて襲って食べるカニのソデカラッパ、
食べると毒のケブカガニが小さい体に黒い卵をたくさん抱えているのに出合いました。
ほかに、肉食の貝のタマガイ類が産んだ芸術的な卵塊の砂茶わんや
尻尾を曲げた6mmほどの真っ黒なサザナミフグの幼魚、
海藻に産み付けられた白い袋に入った珍しいアオリイカの卵塊にも出会い、うれしくて大騒ぎになりました。
最後に、1~2cmの穴にすむ赤いトゲアナエビを周りに生えた海草のリュウキュウスガモの束で釣り上げようというトゲアナエビ釣りの遊び(絶対に釣れません!が)に
「草をちぎられた!」「すごい引きにびっくりした!」とか
「こんな面白い遊びは初めてだ!」「はまってしまいそう!」と長時間楽しんで観察会を終了しました。
帰り道でかわいいハリセンボンにも出会い、夏休みの楽しい思い出ができました。