4月13日の観察会はまだ夕暮れの明るさが残る夜の7時前には17名の参加者と名5名のタッフが集まり、
貝のコマ回しや笛遊びを楽しみ、
海の危険生物や海でのルールを確認して海に向かいました。
岸辺の岩場の一つ穴はカニの住み家で二つ穴は岩の中に二枚貝が住み込んでいることを紹介していると、
小さなイソアワモチが現れ、グミのような感触をみんなで楽しみ、これらの生きものが食事をすることを通じて沖縄のきれいな海づくりに貢献していることを知り、ビックリ!
海に入ると足元に転がっているどの巻貝にもヤドカリが住み込んでいるのにもびっくりし、
クロナマコ(右)、ニセクロナマコ(左)、トゲクリイロナマコ、オオイカリナマコ、チズナマコなどのナマコ類に出会い、感触の違いや毒のあるなしを知り、みなさん汚れた砂や泥から栄養を摂り、きれいな砂や泥のウンコをしてきれいな沖縄の海を作る役割を果たしていることを知りました。
するとナマコを食べる貝のウズラガイの赤ちゃんや
緑色の体を二つ折りにしているウミウシのミドリチドリガイや、
なんにでもしがみつくシガヤーダコがが見つかり、
みんなで触ってとても盛り上がりました。
また、毒針を持つ大きなイモガイにも出会い、びっくり!していると
「先生、この岩が動くのですがなんですか??」と砂地の小岩と見分けがつかない毒針を持つサツマカサゴの赤ちゃんが見つかり大騒ぎになり、
フグのハリセンボンにも出会い、膨らんだかわいい表情を写真に収めることができました。
そうこうしていると宜野湾のトロピカルビーチで今年沖縄初の大花火大会「海炎祭」の花火がきれいに見えだし、歓声をあげながらみんなでしばらく思いがけない花火見学に夢中になりました。
花火に負けない素晴らしいものがある!ということで、みんなで一斉にライトを消して足元の海草藻場をかき回すと、青白くピカッ!ピカッ!と輝くプランクトンの夜光虫とボォ~と長時間光るウミホタルに初めて出会い、みなさん興奮気味に楽しんでいました。
さらに、そのそばの海草藻場に空いた1~2cmの巣穴にすむ赤いトゲアナエビを周りに生えたリュウキュウスガモの海草を使って「トゲアナエビ釣り」の遊びにチャレンジすると、
エサの海草のリュウキュウスガモを両手のはさみで取りに来るトゲアナエビとのやり取りが面白く、「すごい力で引く!」「草をとられた!」「釣りあげられないのですか?」とみなさん童心に帰ってとても楽しんでいました。
近くの海草藻場にケーキのモンブランのようなゴカイのウンコの山がたくさん見つかり、砂の中の汚れや栄養を摂って生活し、きれいな海づくりに貢献していることを学びました。
最後に大きなブロックについたフジツボ、オハグロガキ、カサガイ、オニヒザラガイなどはみんな生きていて干潮時の今はピシッと殻を閉じて乾燥を防ぎ、満潮時にプランクトンを捕食して生活し、きれいな沖縄の海を作ることに貢献していること知り、観察会を無事に終えることができました。
みなさん、お疲れさまでした。