隊員のAさんのお孫さんたちがお盆の里帰りで沖縄に遊びに来てくれ、カーミージーの海遊(あし)びをすることになり、6名で出かけました。
「たいちくんの観察会」(2019.7.31、参照)のコースに出かけると通り雨に出合ってしまい、橋の下でしばらく雨宿りをすることになりました。
お孫さんたちと橋の下の岩場を観察していくと、
青くてかわいいルリスズメダイや
岩陰から腕を3本出すクモヒトデ、
カタツムリのようにツノと目玉を出すイソアワモチなどを見つけて大喜びし、
お母さんが「生きているハナビラダカラを見るのは初めて!」と言うハナビラダカラもたくさん見つかり、ビックリ!
しばらくすると雨もやみ、砂浜に移動すると
たくさんのオカヤドカリがいてお孫さんが大喜びでザルに拾い集めていきました。
このオカヤドカリは天然記念物なので、「本当は触ったりザルに拾い集めることも禁止されている!」ことを説明し、
すぐにみんな逃がしてやりました。
とても残念がっていましたが、気を取り直して今度は貝殻集めを楽しんでいると、
砂浜を猛スピードで走り回る「幽霊ガ二」(ミナミスナガニ)をみつけて捕まえてみたり、
巣穴を観察して楽しく過ごしました。
ちいさなソフトコーラルを触ってみて「柔らかい!」とビックリ!していました。
熱中症対策で水分補給と水浴びをしたり、
砂に名前を書いて遊びました。
カーミージーの反対側を歩いているとミナミイワガニに出合い、
観察しているとおなかの「ふんどし」に寄生虫がいるのにビックリ!していると、
Aさんがボラの死骸を発見してくれました。
カーミージーのよく見える岩場に上がりファミリーで記念撮影をし、
最後に、海草藻場に空いた1~2cmの巣穴にすむ赤いトゲアナエビを周りに生えたリュウキュウスガモの海草を使って「トゲアナエビ釣り」の遊びにチャレンジすると、
お孫さんたちはこわがって取り組まず、エサの海草のリュウキュウスガモを両手のはさみで取りに来るトゲアナエビとのやり取りを面白がったのはお母さんで、「すごい力で引く~!」「草をとられた!」と夢中になって楽しんでいました。
海の中を歩いて岸に上がろうとするとフグのハリセンボンに出合って大喜びし、
5匹のハリセンボンを岩で囲った「水族館」に入れて楽しんでいるご家族がいて、そこにいっしょに入れさせてもらいました。
二時間ほどでたくさんの生きものに出合え、とても楽しく過ごせたAさんファミリーの海遊(あし)びを無事に終えることができました。お疲れさまでした。
また来年も遊びに来てね!