8月17日の観察会は台風6号で8月1日に中止になった障害児・者デイサービスの団体11名とAさんのお孫さんファミリー3人とスタッフ2名の計16名が集まり、
好天で残波岬まで見渡せる中、みんなで海の危険生物や海でのルールを確認し、海に向かいました。
最初にそこら中にたくさん転がっている巻貝には必ずヤドカリが住み着いているのにビックリ!し、
岩場の泥を食べて栄養を採り、きれいなうんこをするカタツムリのような角を持つイソアワモチに出会い、グミのような感触を確かめていると、
手のひら大のビッグなものにも出会い(左端)、みなさん興奮していました。
足元に生きたサンゴのハート型の赤ちゃんがいるのに驚きました。
また、クロナマコ、ニセクロナマコ、トゲクリイロナマコのナマコ三兄弟に出会い、感触の違いや毒のあるなしを学び、みんな泥や砂の中の栄養を採り、きれいな砂のうんこをしてきれいな海づくりに貢献している海の掃除屋さんだということを知りました。
食べると毒のある赤い目をした毛むくじゃらなケブカガニ、
ナガウニの赤くて細長く先端が吸盤になっている本当の足の管足、
危険生物で学習した毒針を持つ大きな巻貝のイモガイにも出会いました。
ペンチのような鋭い爪を持ち、
砂潜りの名人技を使ってヤドカリを待ち伏せて襲い掛かる肉食のカニのソデカラッパの砂潜りの名人技も何度も楽しむことができました。
また、海草藻場に空いた1~2cmの巣穴にすむ赤いトゲアナエビを周りに生えたリュウキュウスガモの海草を使って「トゲアナエビ釣り」の遊びにチャレンジすると、
「すごい力で引かれた!」と子供も大人も夢中になり、
「草を取られた!」「これは釣り上げられないのですか?」とみなさんとても楽しんでいました。
帰り道で、30cmにもなる黒と黄色の縞模様のトラフシャコの巣穴を見つけ、
「ていげーな戸締りの巣穴」を観察させてもらいました。
たくさんの生きものに出会い、楽しく触れ合えた観察会を無事に終えることができました。
みなさん、お疲れさまでした。